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英語の人称代名詞とは?
英語の人称代名詞は、話し手や聞き手、または話の中の他の人や物を指し示すために使われる言葉です。
- 話し手(一人称)、聞き手(二人称)、それ以外の人・物(三人称)で区別される
- 数(単数か複数か)によっても区別される
- 三人称はさらに性別によっても区別される
なお、表の中の「Mine」「Myself」の列はそれぞれ所有代名詞・再帰代名詞ですが、人称代名詞と一緒に覚えてしまいましょう。
人称代名詞・主格 (Subject pronouns)
主語として使われます。
- I (私は、私が)
- 例: I am a student. (私は学生です)
- You (あなたは / あなたたちは、あなたが / あなたたちが)
- 例: You are my friend. (あなたは私の友達です)
- He (彼は、彼が)
- 例: He likes soccer. (彼はサッカーが好きです)
- She (彼女は、彼女が)
- 例: She is a teacher. (彼女は先生です)
- It (それは、それが)
- 例: It is raining. (雨が降っています)
- We (私たちは、私たちが)
- 例: We are going to the park. (私たちは公園に行きます)
- They (彼らは / 彼女らは / それらは、彼らが / 彼女らが / それらが)
- 例: They are playing. (彼らは遊んでいます)
人称代名詞・所有格 (Possessive adjectives)
所有格は、名詞とともに使用し、その名詞の所有者を示します。
- My (私の)
- 例: This is my book. (これは私の本です)
- Your (あなたの/あなたたちの)
- 例: Is this your pen? (これはあなたのペンですか?)
- His (彼の)
- 例: This is his car. (これは彼の車です)
- Her (彼女の)
- 例: Her name is Anna. (彼女の名前はアンナです)
- Its (それの)
- 例: The dog wagged its tail. (犬が尻尾を振った)
- Our (私たちの)
- 例: This is our house. (これは私たちの家です)
- Their (彼らの / 彼女らの / それらの)
- 例: Their cat is cute. (彼らの猫はかわいいです)
人称代名詞・目的格 (Object pronouns)
動詞や前置詞の目的語として使われます。
- Me (私を 、 私に)
- 例: He gave me a book. (彼は私に本をくれました)
- You (あなたを / あなたに、あなたたちを / あなたたちに)
- 例: I will call you. (私はあなたに電話します)
- Him (彼を、 彼に)
- 例: She saw him. (彼女は彼を見ました)
- Her (彼女を 、 彼女に)
- 例: I talked to her. (私は彼女に話しかけました)
- It (それを 、 それに)
- 例: She likes it. (彼女はそれが好きです)
- Us (私たちを 、 私たちに)
- 例: They invited us. (彼らは私たちを招待しました)
- Them (彼らを / 彼女らを / それらを、彼らに / 彼女らに / それらに)
- 例: We saw them. (私たちは彼らを見ました)
所有代名詞 (Possessive pronouns)
所有を表す代名詞の一種です。所有代名詞は、名詞を省略してその名詞が示すものを指します。
- Mine (私のもの)
- 例: This book is mine. (この本は私のものです)
- Yours (あなたのもの/あなたたちのもの)
- 例: This pen is yours. (このペンはあなたのものです)
- His (彼のもの)
- 例: That hat is his. (その帽子は彼のものです)
- Hers (彼女のもの)
- 例: The book is hers. (その本は彼女のものです)
- Its・・・所有代名詞の「Its」はあまり使われません。
- Ours (私たちのもの)
- 例: The house is ours. (その家は私たちのものです)
- Theirs (彼らのもの / 彼女らのもの / それらのもの)
- 例: The car is theirs. (その車は彼らのものです)
再帰代名詞(Reflexive pronouns)
再帰代名詞は、主語と同じ人(物)に対する動作の対象を示す代名詞です。動作が自分自身に向かう場合や、強調するために使われます。
動作が自身に向かう場合
- Myself (私自身)
- 例: I cut myself while cooking. (私は料理中に自分自身を切ってしまいました)
- Yourself (あなた自身)
- 例: You should be proud of yourself. (あなたはあなた自身を誇りに思うべきです)
- Himself (彼自身)
- 例: He looked at himself in the mirror. (彼は鏡の中の彼自身を見ました)
- Herself (彼女自身)
- 例: She taught herself to play the piano. (彼女は独学でピアノを学びました)
- Itself (それ自身)
- 例: The cat groomed itself in the sun. (猫はひなたで毛づくろいをしました)
- Yourselves (あなた自身)
- 例: You should enjoy yourselves at the party. (パーティーではあなたたち自身が楽しむべきです)
- Ourselves (私たち自身)
- 例: We need to remind ourselves of the rules. (私たちは自らにルールを思い出させる必要があります)
- Themselves (彼ら自身 / 彼女ら自身 / それら自身)
- 例: They introduced themselves at the beginning of the meeting. (会議の冒頭で、彼らは自己紹介をしました)
強調のために使用する場合
The president himself attended the ceremony.
(式典には大統領自らも出席しました)
三人称単数で性別がわからない場合はどうする?
三人称単数で性別がわからない場合は何を使えばよいのでしょうか?
昔は「he」を使うように習った記憶があります。
その後「he or she」や「he/she」という使い方を知りましたが、最近では「They」がよく使われるようです。
対象が単数なのに「They」を使うのは違和感があるかもしれませんが、実際にアメリカ人の同僚が使用しているのを見たことがあります。
LGBTなど性の多様性が認められるようになり、今後新しい代名詞が生まれてくるかもしれません。
まとめ
人称代名詞や所有代名詞・再帰代名詞は、英語の文法の中で非常に重要で、文の主語や目的語、所有を表すために頻繁に使用されます。適切に使い分けることで、意味が明確になり、スムーズなコミュニケーションが可能になります。